こんにちは、「やさしい学習塾」の加藤です。先日、大学入学共通テストを実際に解いてみました。そこで感じたことや得点についてお話ししたいと思います。
英語リーディング:易化。文章量の減少の恩恵がなにより大きい
私の得点は88点でしたが、全体的に易しい印象を受けました。特に、単語数が減少し、難単語も少なかったため、悩む問題がほとんどありませんでした。さらに、マーク数が5つ減っているのも嬉しいポイントです。イギリス英語に関する表現も出ましたが、基本的には昨年よりも解きやすかったと感じます。やはり文章量が少ないのは気が楽ですね。スムーズに解けたことで、リズム良く進められました。
国語:易化、4択問題に。そして追加された第3問はサービス問題
次に国語についてですが、こちらは138点でした(現代文103点、古典35点)。昨年復活した知識問題が出なかったことや、4択になったことで、全体的に易しくなったように思います。選択肢の検討時間が減って喜ばしい事です。特に第3問の資料問題はサービス問題のように感じ、比較的楽に解けると思います。古典については、古文で知っている源氏物語が出題されたため、古典の勉強をしていない私でも35点を拾うことができました。ただし、漢文は基礎知識を問うような問題がなく厳しい内容でした。
地理:やや易化。難問初見問題が出ずに取り組みやすい
地理総合・地理探求の得点は72点でした。この科目は読解力と一般常識があれば取り組みやすい印象でした。専門用語が必要な問題が少なく、さまざまな教養や知識で対応できる問題が多かったです。また、初見の資料を使う問題も少なかったため、安心して解くことができました。第3問の防災に関する問題では少し時間を使いましたが、全体的には文章の読むスピードと読解力があれば問題ない年だったと思います。
公共・倫理:普通。固有名詞や知識問題以外は取り組みやすい
公共・倫理では、78点を取得しました。倫理の部分で知識問題が出ると、手が止まってしまうことが多いですが、その他の問題は比較的取り組みやすかった印象です。しっかりと授業を受けて、問題集を回している受験生であれば、戦いやすい科目だと感じました。
公共・政経:易しい。ニュースなどで教養や常識を駆使できたら簡単
最後に公共・政経についてですが、こちらは84点でした。社会人としての経験が生かされ、今年の政経は特に解きやすく感じました。一般常識とニュースなどで得る教養があれば、かなりの高得点が狙える内容だったと思います。とくに私にとっては得意なジャンルが多く出題されたこともあり、スムーズに解けた印象があります。
総じて、1日目の文系教科は全体的に易しいと感じました。特に英語と国語の問題は、比較的スムーズに解けたため易化した印象が強いです。受験生は、これからの受験勉強において、各科目の特性を理解し、戦略を練ることが大切だと改めて実感しました。
次回は理系教科の感想をお伝えしますので、ぜひお楽しみに!
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