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自宅での勉強を効果的に行うための5つのアドバイス(3つ目)

皆さん、こんにちは。「やさしい学習塾」の加藤です。こういうお仕事をしていると、多くの生徒さんから「家では勉強できない」「集中できない」という悩みを聞きます。そこで、これから5日間にわたって、家での勉強を効果的に行うための秘訣をお伝えしていきたいと思います。

まず、5日間のアジェンダをご紹介します。
1日目:「理想的な勉強環境づくり」
2日目:「時間管理のコツ」
3日目:「効果的な学習テクニック」
4日目:「モチベーション維持の秘訣」
5日目:「休憩と睡眠の重要性」
これらのトピックスを通じて、皆さんが家でも集中して勉強できるようになるヒントをお伝えしていきます。

 

こんにちは、「やさしい学習塾」の加藤です。これまでの2日間で、理想的な勉強環境づくりと時間管理のコツについてお話ししてきました。3日目の今日は、「効果的な学習テクニック」について考えていきましょう。

適切な学習テクニックを身につけることで、同じ時間でもより多くの内容を理解し、記憶することができます。また、学習の質が向上することで、勉強に対する苦手意識も軽減されていきます。

1. 

単に本を読むだけでなく、能動的に読む「アクティブ・リーディング」は非常に効果的です。具体的には以下のような方法があります:

  • 重要なポイントに下線を引く
  • 余白にメモや質問を書き込む
  • 読んだ内容を自分の言葉で要約する

これらの作業を通じて、内容の理解度が大幅に向上します。気をつけて欲しいのは、テキストに蛍光マーカーを引くだけなのはアクティブ・リーディングではありません。マーカーで線を引いても効果はほとんどないそうです。ですから、アクティブ・リーディングに取り組む際は線を引くことよりも、授業を聞きながら教科書の余白に自分の疑問点や質問。自分の知ってることなどを書き込んでみましょう。

2. 

マインドマップは、情報を視覚的に整理する手法です。中心に主要なテーマを置き、そこから枝分かれさせて関連する情報を書き込んでいきます。この方法は特に理科や社会、作文に取り組むときに以下の点で効果的です。

  • 情報の関連性を理解しやすい
  • 全体像を把握しやすい
  • 記憶の定着に役立つ

そこで、B4くらいの紙の中央に学習したい物事を1つ書いて、それについて知っていること関連深いことなどを枝分かれさせて書いていきます。連想ゲームのようなものです。始めた頃は自分のものの知らなさにガックリするのですが、慣れてくると色んな物事を自分の言葉で説明できるようになります。

3. 

同じ内容を短期間に集中して学習するよりも、間隔を空けて復習する方が効果的だという「スペーシング効果」を活用しましょう。
例えば:

  • 1日目:新しい内容を学習
  • 2日目:前日の内容を簡単に復習
  • 1週間後:再度復習
  • 1ヶ月後:もう一度復習

このように間隔を空けて復習することで、長期記憶への定着率が高まります。ですからテスト前の一夜漬けでは次の日のテストは何とかできても、記憶の定着率が悪いのでまた入学試験前などに一から学習するハメになるのです。

4. 

誰かに教えることを想定しながら学習すると、理解度が格段に上がります。以下のような方法を試してみてください:

  • 学んだ内容を家族や友人に説明する
  • 自分で問題を作成し、解説をつける
  • 学習内容を簡単な言葉で書き出す

これらの方法を通じて、自分の理解度を確認し、不明点を洗い出すことができます。特に友達に聞かれた時にどんどん教えるのが良いと思います。よく塾生に話を聞くと「自分が教えて友達の成績が私より上がったら悔しい」などという話を聞きますが、教え合うことにより自分の理解不足な場所がチェックできるのですから、とても自分のためになることです。教えないことは「もったいない」と思って、勉強を聞きに来た友達に教えてみてください。

5. 

視覚、聴覚、触覚など、複数の感覚を使って学習することで、記憶の定着率が高まります。例えば:

  • 教科書を読みながら(視覚)、音読する(聴覚)
  • 図や表を自分で書いてみる(視覚・触覚)
  • 数式を声に出して説明する(視覚・聴覚)

このように複数の感覚を使うことで、脳に多様な刺激を与え、記憶を強化できるといわれています。ただ黙読するだけなのは、あまり学習とはいえないと思います。色んな工夫をしながら取り組んでみてください。私の高校時代には、スケッチなどで絵を描くための画板にテキストと問題集を乗せてぶつぶつ呟きながら勉強している友達がいました。

6. 

単純な反復も、効果的な学習方法の一つです。特に、以下の点に注意して行うと効果的です:

  • 間違えた問題は必ず理解するまで取り組む
  • 正解した問題でも、なぜ正解なのかを説明できるようにする
  • 定期的に過去の問題に取り組み、忘れていないか確認する

問題を解いて〇×をつけて終わりにしていませんか? または×の問題を赤ペンで模範解答を1回書いて終わりにしていませんか? それは天才君にだけ許される勉強法です。

考えてみましょう。なにか自分が好きな事を練習をしている。1度上手にできたらもう2度とその練習をしませんか? 試合で負けたら「どうしたら、あの試合勝てたんだろう?」などと分析して考えませんか? 勉強も同じです。繰り返して練習して上手になるものです。

7. 

良質な睡眠は、学習した内容を記憶に定着させる上で非常に重要です。以下の点に気をつけましょう:

  • 十分な睡眠時間を確保する(中高生なら7-9時間程度)
  • 就寝前に学習した内容を簡単に復習する
  • 起床後すぐに前日の学習内容を思い出してみる

慢性的な睡眠不足は自分の能力(脳力?)を著しく下げるということが分かっています。私の通った進学校の寮では、7時起床・23時消灯でした(高校は24時消灯です)。ブレーカーを落とされるので電気もつきませんでした。夜はしっかり寝るように指導されました。みなさんは、夜更かししていませんか?

ここで、これらのテクニックを組み合わせた学習の例を紹介します。

  1. 新しい単元の学習を始める前に、関連する既習事項をマインドマップで整理する
  2. 教科書をアクティブ・リーディングしながら学習する
  3. 学んだ内容を自分の言葉で要約し、家族に説明する
  4. 問題演習を行い、間違えた問題は徹底的に理解する
  5. 1週間後、1ヶ月後に復習を行い、定着度を確認する

最初からこれらを独学で取り組むのは難しいと思います。もし相談したいことがあったら、お気軽にご連絡ください。一緒に一番いい方法を考えましょう。

解決策: 単純な丸暗記ではなく、内容を理解した上で、マインドマップや多感覚学習法を活用しましょう。でも、単語や漢字は単純な暗記になりがちです。1日3個くらいなどから始めて、少しずつ暗記の練習をしていきましょう。

解決策: ポモドーロ・テクニック(25分勉強、5分休憩)を活用し、短い時間で集中して取り組みましょう。勉強始めたら「なにがあっても25分間勉強し続ける」という強い意志で取り組んでみてください。25分『だけ』でいいので集中して学習に取り組むことで、集中力を高める練習になります。

解決策: スペーシング効果を利用した復習計画を立て、定期的に過去の学習内容を振り返りましょう。復習と反復が学力向上の近道です。王道はないので、今から始めてみましょう。努力は裏切らないと思います。

効果的な学習テクニックは、みなさんが自分に合った方法を見つけることが大切です。ここで紹介した方法を参考に、自分に最適な学習方法を探してみてください。次回は「モチベーション維持の秘訣」についてお話しします。効果的な学習テクニックとモチベーション維持を組み合わせることで、さらに充実した学習が可能になります。今日学んだことを、ぜひ明日から少しずつ実践してみてください。それでは、また次回!

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