【中1・最初の定期テスト】成績が悪かったときに大切なこと|勉強の仕方と集中力の整え方
中学1年生の最初の定期テスト。思ったような結果が出なかった時、焦らず受け止めてほしいポイントがあります。この記事では、やさしい学習塾が実践している「学び直しの設計」と「集中力を活かした学習習慣」についてご紹介します。
成績が悪かった=才能がない?それは違います
たとえば、以下のような点数だったとします。
- 国語:19点
- 数学:12点
- 英語:38点
- 社会:18点
- 理科:13点
合計100点/500点。かなり厳しいスタートに見えますが、これは「才能の問題」ではなく、「まだ正しい勉強のやり方を知らない」ことの表れです。
中学に入るとテストの構成も量も大きく変わります。「どう勉強すればいいか」が分からない状態では、点が取れなくて当然なのです。
勉強は「全部」ではなく「2教科に絞る」と伸びやすい
やさしい学習塾では、最初から5教科すべてを同時に伸ばそうとは考えません。むしろ「がんばりすぎないこと」が成績アップへの第一歩です。
1. 英語:「できた感覚」を味わいやすい教科
今回、相対的に一番点数が高かった英語は、成功体験を得やすい教科です。
- 英単語を毎日5個覚える
- 教科書を毎日5分音読する
英語は積み重ね型で、やった分だけ結果に直結します。「毎日続けられる設計」にすると、自然に伸び始めます。
2. 数学:「積み上げ」を取り戻すチャンスを逃さない
数学はつまずいた単元が後々まで響く教科です。だからこそ、最初の定着が重要です。
- 学校で解いた問題を、家で1回だけ解き直す
- 難しければ「式だけ書く」「問題を音読する」だけでもOK
復習を通じて「わかる→やれる」に変わっていきます。
1日1時間だけ勉強する。「制限」が集中を生みます
「たくさんやりなさい」と言うのではなく、やさしい塾では逆に「1時間以上の勉強は禁止」と伝えます。
これは心理学でいう「カリギュラ効果」を利用した方法で、子どもは「それならやってみようかな」と思いやすくなります。
おすすめの学習時間の配分(60分)
- 英語:単語5個+音読
- 数学:1ページの復習
- 余った時間:社会や理科の語句1つ復習
やることが決まっていると迷わない。迷わないから続けられる。 それが集中力を育てる第一歩です。
国語は「読める力」から少しずつ育てていく
国語は他教科の読解にも関わる基礎力です。いきなり読解問題を解かせるのではなく、まずは「読む体力」をつけていきます。
おすすめのアプローチ
- 教科書を毎日音読(親が聞くだけでも◎)
- 習っている漢字を1日3個書いて覚える
国語の力はすぐには伸びませんが、確実に育ち、他教科の土台になります。
「できなかった」=「始めていい」の合図です
成績がふるわなかったとき、子ども自身も「このままじゃまずい」と感じています。
その気持ちが残っているうちに、「小さなできること」を渡してあげる。それが学び直しの鍵になります。
- 全部をやらせない
- 1つでも「できた」と思える体験をつくる
- やろうとする気持ちを尊重する
やさしい学習塾では、完璧を求めず、でもあきらめない姿勢を大切にしています。
まとめ:最初に整えるべきは「勉強のやり方」そのもの
点数がふるわなかったのは、「やり方が分からないだけ」です。
勉強のやり方を整理して、集中できる環境を整えるだけで、子どもは変わっていけます。
はじめの一歩で大切にしたいこと
- 教科は絞る
- 時間は制限する
- 内容は具体的に決める
「ちゃんとやり直せた」「1日やりきった」
この感覚を育てることが、学びの自信につながっていきます。
やさしい学習塾では、“無理をさせず、でも確実に力をつける”学習習慣をサポートしています。
コメント